
全国各地から揃えた優秀な血統や遺伝子を持つ繁殖メス牛から和牛受精卵を採卵しています。
科学的な知見と技術に裏打ちされた繁殖技術は酪農、肉牛飼育それぞれに大きな可能性をもたらします。
未来への扉・八ヶ岳高原ETセンターへようこそ。
高品質な和牛の安定生産を支えるET(Embryo Transfer=受精卵移植)技術。
新海牧場はET技術を用いた繁殖センターを場内にもつ国内でも数少ない牧場の一つ。
酪農と和牛生産の未来を支えています。
Dairy x Wagyu Production
酪農×和牛生産の最新トレンド
和牛生産におけるETは、人工授精した和牛の受精卵を乳牛の子宮に移植し、分娩させる技術。新海牧場で飼育する健康なホルスタインを母胎として誕生した黒毛和牛は9~10ヵ月の間、新海牧場で飼育され、肥育農家に購入されます。
ET技術は、貴重な和牛の市場安定を支えるだけでなく、ホルスタインを飼育する酪農家の新たな事業としても大きな可能性に満ちています。
新海牧場では、いち早く自社でこの技術および資格取得を果たし、人工授精、移植、出産、素牛飼育まで一貫して対応できる体制を確立。飼料の研究やストレスの少ない飼育環境など、これまでの知見を生かした取り組みで、成果を上げています。
Outline
八ヶ岳高原ETセンター概要
創設
2019年11月
実績(2022年)
直近1年間の受精卵業務実績
※2022年11月1日~2023年10月31日
<供卵牛の状況>
供卵牛飼養頭数 28頭
供卵牛分娩頭数 22頭
採卵供卵牛頭数 21頭
のべ採卵頭数 50頭
<採卵成績>
回収卵総数 980卵
正常卵総数 787卵
正常卵率 80.3%
Aランク卵総数 542卵
Aランク率 68.8%
1頭平均正常卵数 15.7卵
1供卵牛平均正常卵数 37.5卵/年
<場内ホルスタイン経産牛受胎実績>
受精卵移植数 233卵
受胎頭数 119頭
受胎率 51.1%
飼育
繁殖和牛 28頭(2023年現在)
研究
ET技術の深化
独自飼料の開発
供卵牛血液検査 など
取り組み
・ET技術を用いて乳牛の受胎率向上
・和牛受精卵販売
・JA長野八ヶ岳管内借り腹事業
・牛伝染性リンパ腫抗体検査
TOPICS
新海牧場のET・繁殖・素牛飼育を一貫して行う体制が、最高品質の和牛生産に貢献することができました。
